中国で呼吸器感染症が流行し、臨時休校が相次いだり小児科病院の機能がまひしたりする事態に陥っている。静観していた世界保健機関(WHO)はこのほど中国当局に関連データの提出を求めた。
10月中旬からインフルエンザのような病気が中国北部で急増し、大流行の兆しを見せている。中国はWHOに子どもたちの間で肺炎が急増しているものの、新型ウイルスではないと明らかにした。
中国保健当局は市民に対し、マイコプラズマ肺炎、リノウイルス、アネドウイルスなどが流行しているため、マスク着用、手洗い、ソーシャルディスタンスなどを守るよう促している。
韓国でも呼吸器感染症患者が流行しつつあり、中でもインフルエンザはかつてない規模の大流行の兆しがある。最近は中国で特に流行しているマイコプラズマ肺炎菌に加え、リノウイルス、アデノウイルスなどとの重複感染が増えており、これに備えるべきだという小児科医の声が高まっている。
疾病庁が医療機関218カ所から申告を受けた現況によると、マイコプラズマ肺炎に感染して入院した患者数は8月末から増加傾向を見せ、最近では昨年同期の4倍強の200人以上に達している。
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