韓国で一部の医師がSNSに政府を風刺する「医鳥」認証を展開している。しかし、市民たちはこのような医師たちの行動に冷ややかな反応を見せている。
インターネットコミュニティやSNSなどに2日、鳥が白いガウンや手術服を着ている写真を数枚アップした。保健福祉省のパク・ミンス第二次官が先月19日、「医師集団行動中央事故収拾本部」のブリーフィングで、医師(ウィサ)を「医鳥(ウィセ)」と言い間違えたため、医師たちがこれを風刺するために「医鳥(ウィセ)チャレンジ」を始めたのだった。
ある写真には医師のガウンを着たオウムが手錠をかけた姿が出てくる。現職の整形外科の軍医だと明らかにしたSNSアカウントには手術服を着た鳥が骨の手術をするイメージがアップされた。
パク次官は先月19日のブリーフィングで「ドイツ、フランス、日本で医学部の定員を増やす際に、『医鳥(ウィセ)』たちが反対して集団行動をしたことはない」と話した。翌日、パク次官はブリーフィングで「単純なミスであり遺憾の意を表明する」と釈明した。
パク次官の釈明にもかかわらず、一部の医師らはSNSでの「医鳥認証」を止めずにいる。大韓医師協会非常対策委は「対国民要請文」でパク次官の辞任を主張した。大韓小児青少年科のイム・ヒョンテク医師会長は、パク次官を侮辱罪の疑いでソウル警察庁に告訴した。
だが「医鳥認証」は世論の共感を得られず、むしろ医師の集団行動に対する反感を募らせている。ある重症疾患者の家族は「非常識だ。勉強ができることと医師としての素質は別物だと思う」と批判する。
(c)MONEYTODAY