2025 年 11月 9日 (日)
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北朝鮮・党創建80年軍事パレード開催…新型ICBM「火星20」公開

10月11日付朝鮮労働党機関紙・労働新聞(c)KOREA WAVE

北朝鮮の朝鮮労働党創建80周年を記念する軍事パレードが10月10日、平壌・金日成広場で開催された。党機関紙・労働新聞が11日報じた。パレードでは新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星-20型」が公開され、「最強の核戦略兵器体系」と宣伝された。

同紙は、パレードで「朝鮮民主主義人民共和国の最強の核戦略兵器体系である大陸間弾道ミサイル『火星砲-20型』部隊が行進路を埋め尽くしながら広場に登場すると、観衆の歓声は最高潮に達した」と伝えた。

さらに、「強力な攻撃力と信頼性の高い防御体系を備えた現代式主力戦車『天馬-20型』部隊に続いて、わが軍の第一兵種である砲兵戦力の強さを示す155mm自走榴弾砲部隊が敵を討つ砲身を掲げて広場を駆け抜けた」と説明した。

また、「600mm放射砲(多連装ロケット砲)」「極超音速滑空ミサイル」「極超音速中長距離戦略ミサイル」の部隊も通過したと報じた。

同紙は「世界が無視できないわが国家の無尽蔵な国防技術的潜在力と驚異的な発展速度を誇示するように、長距離戦略巡航ミサイル部隊、無人機発射車部隊、地上対空・地上対地ミサイル部隊などが次々に進軍する場面が展開された」と伝えた。

パレードではキム・ジョンウン(金正恩)総書記が演説し、「わが党が導いてきた革命の年代記において、崇高な血と汗、貴い犠牲をもって党を守り、革命の命脈を死守し、党の指導を最も積極的に実現した朝鮮人民軍の卓越した功績について」高く評価した。

パレードの主席壇には党中央委員会政治局常務委員のメンバーをはじめ、党と政府の幹部、軍部の主要指揮官、海外同胞祝賀団の団長ら、国家の重要職を長く務めた老幹部らが同席した。

来賓席には各国の党・政府代表団、国際民主団体、主体思想研究団体の代表団など、外国からの来賓が座ったと同紙は伝えた。訪朝している中国の李強首相やロシアのメドベージェフ安全保障会議副議長、トー・ラム・ベトナム共産党中央書記長らも参加した。

これに先立つ9日には、平壌・5月1日競技場で、花火、マスゲーム、芸術公演による祝賀行事が開催された。パレードの正確な開始時間は明らかにされていないが、10日午後9時30分から主要道路が統制されたことから、11日午前0時を過ぎて終了したと推定される。

(c)news1

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