2024 年 12月 26日 (木)
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北朝鮮の金正恩総書記1カ月潜行…偵察衛星打ち上げで「カムバック」予想

9月16日、ロシア沿海州ウラジオストクを訪問した北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記(c)AFP/news1

北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記が1カ月間、公式席上に姿を現していない。北朝鮮と連携した国際情勢の変化を見守りながら、年末の経済成果に集中しているという分析が出ている。

党機関紙「労働新聞」など北朝鮮メディアにキム総書記が登場したのは先月19日、訪朝したロシアのラブロフ外相との会談だった。報道日ベースで見れば、10月20日以降、同日まで1カ月間姿を現していない。これは今年に入って最も長い潜行期間だ。

キム総書記は9月中旬、露朝首脳会談のためにロシアを訪問して以来、活動が少なくなった。2カ月余りの期間に9月26~27日に開かれた最高人民会議で演説したことと、ラブロフ外相との接見が公開活動の全てだ。

露朝首脳会談後、両国の協力活性化や、偵察衛星の打ち上げなど後続措置を履行するため、今年下半期にキム総書記の活動が活発になるものと予想されたが、これとは違って急速に活動が縮小した感じがある。

最近、北朝鮮が外交戦略を変える中、イスラエルとパレスチナのイスラム組織ハマスの衝突で国際情勢が再び揺れ動き、キム総書記が情勢の様子見に入ったのではないかという可能性も提起されている。

北朝鮮は最近、ウガンダ、アンゴラ、スペインなど一部地域から大使館を撤収するなど在外公館を再編している。これに対し、北朝鮮が「新冷戦構図」に便乗し、外交力を中国とロシアに集中しようとしているという分析もある。米国の友好国イスラエルと対立するハマスも、北朝鮮との関係を強調し、「反米」基調に立つ国家の一つという点で、中東事態も北朝鮮の関心事と見られる。

内部的には年末の国家事業の総決算を控え、経済や建設など各分野の主要事業を直接手がけている可能性もあるようだ。

特に、今年の国防部門の核心課題の一つである軍事偵察衛星の打ち上げ成功に集中しているものとみられる。北朝鮮は今年5月と8月に偵察衛星の打ち上げに失敗し、10月中に3回目の打ち上げを予告したが、この日まで打ち上げられていない。

韓国政府は、北朝鮮が今月中に偵察衛星3回目の打ち上げに乗り出すものと予想してきた。もし今月中に北朝鮮が衛星を打ち上げ、軌道に乗せるところまで成功すれば、これは今年の北朝鮮の最大の軍事的成果になるものとみられる。

(c)news1

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