2024 年 2月 28日 (水)
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北朝鮮の相次ぐミサイル発射は「核実験の布石」なのか (上)

29日、韓国を訪れたハリス米副大統領©news1

ハリス米副大統領が29日、韓国を離れた後、北朝鮮は日本海上に弾道ミサイルを発射した。今週に入って3回目の武力挑発だ。

専門家の間では、北朝鮮が米国を相手に「存在感」を浮き上がらせるため、米韓両海軍による日本海での合同軍事演習(26~29日)▽北朝鮮の潜艦への対応を想定した海上自衛隊と米韓両海軍による日本海での共同訓練(30日)▽ハリス副大統領訪韓(29日)――など日程が集中した今週、相次いで武力挑発を実施したという解釈が出ている。

北朝鮮の相次ぐ武力挑発が「核実験の布石」になり得るという観測もある。北朝鮮が回数を増やし、その水位を高めていく場合、北朝鮮に対する米国の拡大抑止も強化され、北朝鮮がこれを口実に7度目の核実験を強行する手順を踏む可能性が高いという分析だ。

合同参謀本部によると、北朝鮮は29日午後8時48~57分ごろ、平安南道(ピョンアンナムド)順天(スンチョン)一帯から日本海上に短距離弾道ミサイル(SRBM)2発を発射した。飛行距離は約350キロ、頂点高度は約50キロと探知され、詳細については米韓情報当局が精密分析している。

北朝鮮は今月25日にも、平安北道(ピョンアンプクト)泰川(テチョン)一帯からSRBM1発を、28日にも順安(スナン)一帯からSRBM2発を、それぞれ日本海上に発射した。

◇すべて米国の朝鮮半島対応に関連

今週の北朝鮮の相次ぐミサイル発射は、米韓海軍合同軍事演習▽日米韓共同訓練▽ハリス氏訪韓――など、すべて米国の朝鮮半島対応に関連しているというのが専門家の大方の見方だ。

米韓両海軍は26日から4日間、日本海で米海軍原子力空母「ロナルド・レーガン」など海軍艦艇約20隻と航空機約90機を動員した合同軍事演習を実施した。日本海での合同軍事演習は北朝鮮の核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)試験発射が相次いだ2017年11月以来。

米韓海軍は今回の演習期間、対特殊戦部隊作戦(MCSOF)をはじめ、対水上戦、対潜戦、防空戦、戦術機動訓練などを実施した。大半が北朝鮮の挑発を想定したものだったという。

また、30日には海上自衛隊と米韓両海軍による共同訓練が日本海で実施される。これも2017年4月以来。

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