2024 年 5月 21日 (火)
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北朝鮮、ICBM発射用コンクリートを構築

2020年10月、新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)が11軸(両輪22本)の移動式発射台(TEL)に搭載されて移動している(労働新聞キャプチャー)©NEWSIS

米政府系放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は15日、北朝鮮が移動式発射台(TEL)からミサイルを発射する際に使用するコンクリート土台を、平壌・順安(スナン)空港に増設した様子がとらえられたと報道した。

商業衛星プラネット・ラボが12日に撮影した映像によると、コンクリート土台は2つで、空港北側の滑走路と誘導路の間にある。2つは、幅はいずれも50メートルで、長さはそれぞれ220メートルと100メートル。

北朝鮮はこれまで、コンクリートの床の上にTELが上り、ミサイルを発射してきた。これは命中率を高め、TELが破損することを防ぐためと分析された。

2017年7月に平安北道(ピョンアンプクト)亀城(クソン)一帯から発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)級火星14型もコンクリート土台に立った8軸のTELから発射し、同年11月の火星15型も9軸TELをコンクリート土台に上げて発射した。

2016年、元山(ウォンサン)カルマ空港隣の海岸沿いの砂浜でも、コンクリート土台が敷かれている様子が観測された直後、火星10型ミサイルがTELから発射された。

順安空港のコンクリート土台は8~9日に作られたものと推定される。

米ランド研究所のブルース・ベネット上級研究員は「燃料がいっぱいのミサイルを積んだ場合、TELは非常に重い。ICBMのような大型ミサイルを発射する際、これに耐えられる土台が必要だ」と説明した。また、ミサイル発射時に巨大な圧力が地表面に加えられると、ミサイルが誤った軌道で飛ぶ危険がある、と指摘。「発射の度にコンクリート床を設置するというのは、彼らの発射システムが実戦配備の基準に満たない可能性を示すもの。北朝鮮のTEL性能を把握できる興味深い要素」と述べている。

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