冬に人気のたい焼きが韓国で値上がりしている。原材料価格の上昇などの影響だ。数年前と比べて2倍以上高騰した。
ソウル市中区(チュング)の老舗は1個1000ウォン。経営者は「昨年は1000ウォン(約110円)で2匹だったが、原材料の値上がりに抗しきれなかった」と話した。
ストリートフード地図アプリで調べると、ソウル市江南区(カンナムク)のレビューが多いたい焼き店14カ所では、3匹2000ウォン(約220円)の3店以外はみな1匹1000ウォン以上だった。
高くても依然としてよく売れているようだ。龍山区(ヨンサング)のたい焼き屋は「1日に300個程度を作るが、3~4時間で完売する」と話した。
ただ、最近は露店をあまり見かけなくなったという市民が少なくない。背景には原材料価格の上昇がある。採算が取れなくなり、商売をやめる人が増えているというのだ。
先月の牛乳の価格は前年同期比15.9%上昇。小麦粉は2年前より36.5%高い。また、輸入赤小豆も2021年末から1年で4.6%上がった。
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