
韓国のオンライン掲示板に21日、「義母の家、私たちが用意すべきでしょうか?」というタイトルの投稿があった。地方で一人暮らしをしている義母の住まいを、経済的な余裕がない夫婦が用意すべきかという悩みだ。
投稿したのは結婚3年目の30代女性。子どもを持たない選択をしている。義母は地方の小都市で公共賃貸住宅暮らし。ここ数年、最低賃金以上の収入があったため入居資格を超えてしまい、6月末までの退去を求められている。
夫は「小さな家でも買ってあげるべきでは」と言い、義母は「誰かに借金を頼む」と話している。だが、あちこちで金を借りられようものなら自分たちが悪く言われるので手を貸すしかない。ただ、自分たちに余裕はない。
夫婦は現在、1億5000万ウォン(約1500万円)の共同低層住宅に住んでおり、そのうち9000万ウォン(約900万円)は住宅ローンだ。女性は「普通のマンションに住みたいと思っていたのに、もう人生に“マイホーム”はないのか。義母の期待が怖くなる」と胸の内を明かした。
「私の実家は裕福ではないけれど無駄遣いせず年金で慎ましく暮らしている。なのに義母は一生懸命働いてきたと言いつつ何も残っていない。『将来はあなたたちの小遣いで暮らすわ』なんて冗談交じりに言われても正直ついていけない」。女性はこう訴えた。
ネットユーザーたちは「公共住宅に住み続けたいなら収入を調整する努力が必要だったはず。収入を超えて働いて追い出されるって本末転倒」「9000万ウォンの借金があるのに家を買ってあげようという夫は“返品”した方がいい」などの声を寄せている。
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