韓国でペットと生活する世帯が日に日に増えている。人工知能(AI)のような先端技術と融合した「ペットテック」市場規模も急速に拡大している。
市場規模が拡大し、ペットを家族のように考えて育てる人たちを指す「ペットファム(Petfam)族」、ペット(Pet)と経済(Economy)を結合した「ペットコノミー(Petconomy)」という新造語もできた。
技術高度化で多様なペットサービスにIoT(モノのインターネット)、AIなどを結合した新たな形態の産業が誕生し、一人で多くの時間を過ごすペットのための技術とプラットフォームへの関心も高まっている。
韓国のペットヘルスケア企業「AI FOR PET」は、AI分析でペットの健康を診断する「TTケア」を公開し関心を集めた。
TTケアはペットの目と皮膚、歩き方などを撮影した映像をAIが分析し、該当部位の異常な兆候を知らせるサービスを提供する。飼い主はペットの状態変化を簡単に確認し、病気を早期に予防することができる。
最近では、ペットの健康チェックと連動する獣医非対面診療サービスも発売した。主治医の判断によって来院しなくても定期的に健康状態をチェックできるという長所がある。
SKテレコムのAIベースのペットX線映像診断補助サービス「エクスカリバー」も注目されている。
5つの国立獣医学部のデータを学習して正確度を高め、全国にある数多くの動物病院に導入され、補助的な役割を果たしている。
ペット専用車両を配車してくれるペットタクシー「モンイヨ(Mungeyo)」、ビッグデータをベースにオーダーメードの服を紹介してくれる「ドグリー(Doggly)」なども人気だ。
最近は獣医や訓練士など、この分野の専門家が参加して作った有料検査で、ペットの心理や性格タイプを分析するプラットフォームも登場した。
ペットテック市場の規模は著しく成長している。市場分析会社のグローバルマーケットインサイトは、2020年に55億ドルを記録したグローバルペットテック市場の規模が、2027年までに年平均20%台の成長を遂げると見ている。
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