韓国ファッション業界が原材料価格の上昇と経営不確実性などの影響に備え、果敢な体質改善に乗り出している。
総合ファッションプラットフォーム「ファッションプラス」が運営するオンラインショッピングモール「スタイルクルー」は3月にサービスを終了する。品質向上とプラットフォーム競争力強化のために「HAGO L&F」が運営を引き受けることになる。
ファッションプラス関係者は「スタイルクルーがデザイナーブランド中心に事業を展開した結果、総合ファッションプラットフォームである『ファッションプラス』より『HAGO L&F』と方向性が合うという判断だ」としている。
ファッションプラスとHAGO L&Fはいずれも、ファッション界大手「デミョン化学」の系列会社だ。HAGO L&Fはスタイルクルーと性格が類似したオンラインプラットフォーム「HAGO」を運営中でもある。
年間取引額が4000億ウォン(1ウォン=約0.1円)に達するファッションプラスの場合、「選択と集中」戦略の一環として、スタイルクルーを外し、スタイルクルーとHAGOの重複した機能を合わせるのが全社の収益性の改善に役立つという分析が出ている。
ゼロトゥセブン(Zero to Seven)は昨年8月、ファッション事業部門の営業を終了した。非効率事業を整理しながら収益性中心の体質改善作業に踏み切ったのだ。
重要事業である幼児向け化粧品の「宮中秘策」と包装部門だけを残し、ファッション事業部の赤字を減らしたゼロトゥセブンは、昨年第3四半期の連結基準売上高247億ウォンを記録した。前年同期比約19%増だ。営業利益は同期間23%増の33億ウォン。
第1世代ファッションプラットフォーム「ヒップホップファー」は、昨年10月31日を最後にサービスを終了した。ヒップホップファーの親会社である「ババファッション(BABA FASHION)」が赤字に耐えられず、ヒップホップファーの運営を中断したからだ。BABA FASHIONは2019年からブランド撤退など、経営効率化作業に乗り出している。
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