
北朝鮮は、中東情勢を巡る緊張が高まる中、ロシアとの「共通認識」を強調し、両国の結束を改めて示した。ロシアによるイラン支援が取り沙汰される中、北朝鮮もイラン支持の姿勢を明確にしており、反米連携の強化が浮き彫りとなっている。
朝鮮労働党機関紙・労働新聞は18日、北朝鮮とロシアの経済・文化協力協定締結77周年を記念し、平壌でロシア側主催の宴会が開かれたと伝えた。
席上でロシア側代表は、両国の戦略的パートナー関係について「複雑な国際情勢の中でも揺るがず、その信頼性が証明されている」と強調した。在北朝鮮ロシア大使館もSNSで、現在の国際情勢について「地政学的変化と異常事態が続いている」との認識を示した。
こうした発言は、米国とイスラエルによるイラン攻撃をきっかけに緊張が高まる中東情勢について、北朝鮮とロシアが同様の見方を共有していることを示唆するものとみられる。
ロシアでは最近、イラン指導部への支援や軍事情報の提供を巡る疑惑が浮上している。一方、北朝鮮も中東情勢について「主権侵害だ」として米国とイスラエルを非難し、イラン支持の立場を明確にしている。
こうした動きについて専門家は、米国の外交・軍事的関心が中東に分散する中、北朝鮮とロシアが朝鮮半島やユーラシア地域での協力の余地を広げようとしている可能性を指摘する。
今回の動向は、両国関係が単なる政治的スローガンを超え、戦略的連携の段階へと進みつつあることを示している。
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