ソウル市が上岩洞(サンアムドン)のDMCランドマーク事業を11年ぶりに再び推進するという計画を明らかにした。市は来月、事業費4兆ウォン規模のDMCランドマーク敷地売却公告を出し、7月ごろに優先交渉対象者を選定する。
同事業は、オ・セフン(呉世勲)市長が前回在任中の2009年、133階建て、高さ640メートルで計画された。だが、後任のパク・ウォンスン(朴元淳)氏(故人)時代の2012年、土地代金延滞などを理由に事業が失敗に終わった。
2014年には中国不動産最大手の緑地集団が再推進の意思を明らかにしたが、ソウル市と葛藤の末に実現しなかった。市は毎年該当敷地の売却を試みたが、入札参加業者がおらずに失敗した。2020年から売却公告を出していない。今回、3年ぶりに再び事業に乗り出すことになる。
DMC敷地は漢江(ハンガン)に近接した大型面積の土地で立地条件が良いため、100階以上の高さの新たなランドマークが建設されるのに適当な地域として挙げられる。
ただ、建物の高さが50階を超えれば建築費が2倍以上となる。そのため、景気低迷という状況もあって50階以上の高層ビル2~3棟を建てる案がさらに現実性が高いという観測だ。
韓国で最も高い建築物は2017年竣工したソウル蚕室のロッテワールドタワーで、123階、555メートルの高さに達する。これ以上の超高層ビルが登場するか注目される。
(c)news1