2025 年 4月 30日 (水)
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ルノーコリア釜山工場、2025年から「ポールスター」輸出拠点に

ルノーコリア釜山工場の全景(ルノーコリア自動車)(c)KOREA WAVE

仏自動車大手ルノーの韓国グループ会社「ルノーコリア自動車」は10日、高級電気自動車(EV)メーカーのポールスター(スウェーデン)と2025年下半期から釜山工場で電気自動車「ポールスター4」を生産することで合意したと明らかにした。これとは別に、ルノーコリア自動車は来年、独自のハイブリッド車種を発売する計画だ。

中国民営自動車大手の浙江吉利控股集団は2010年に高級車ブランドのボルボ・カー(スウェーデン)を買収。その後、ボルボとポールスターを設立した。ルノーコリア、ポールスター、吉利が到達した今回の合意には、ルノーコリア釜山工場が北米や国内市場で販売される「ポールスター4」の生産を担当するという内容が盛り込まれた。

約2000人の従業員が勤務しているルノーコリア釜山工場は、23年間、自動車生産分野で国内完成車の品質で1位であるうえ、輸出に便利な港に隣接しているなど、グローバル競争力は高い。

釜山工場は年間最大30万台の生産能力がある。また、ルノーコリアは内需と輸出販売のためのハイエンド中型や準大型セグメント電気自動車の生産準備を2022年から集中的に進めている。

ルノーコリア自動車のステファン・デブレイス最高経営責任者(CEO)は「ポールスター4は釜山工場で生産される初のSUV電気自動車で、ルノーコリアの新たな発足と未来ビジョンを象徴するモデルになるだろう。私たちの心強い株主であるルノーグループと吉利集団の支援の下、ルノーコリアは近い将来、より多くのビジネスチャンスを作り出すだろう」と語った。

ポールスター4 中国杭州湾工場で生産中の様子(ルノーコリア自動車)(c)KOREA WAVE

ポールスターのトーマス・インゲンラートCEOは「ポールスターは2024年初めの中国四川省成都と2024年夏の米サウスカロライナにおけるポールスター3の生産を手始めに、2025年の釜山に至るまで計3カ国、5つの生産拠点を土台に、グローバル成長目標を達成していく」と述べた。

(c)KOREA WAVE

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