韓国で青少年に悪影響を及ぼすといわれている「新型ルームカフェ・マルチルーム」について、ソウル市が警察、民間団体などと合同で13日まで、特別点検・取り締まりを実施している。
ルームカフェは「自由業」として登録したり一般飲食店として申告したりすることが可能だが、一部は個室にトイレやベッドなどを備えており、青少年らによる不純な交遊や違法行為の場となっている。
女性家族省は「ルームカフェ」という名前でモーテルと類似した形態で営業している「新・変種ルームカフェ」は青少年の出入り・雇用の禁止業者に該当するとし、全国の地方自治体に取り締まりを要請する文書を送っている。
主な取り締まり地域は、小中高校周辺と青少年有害業者の密集地域。青少年の出入りや雇用を禁止しているか▽異性との混宿などを黙認していないか▽青少年の飲酒・喫煙・暴力・家出にかかわっていないか――などを重点的に点検・取り締まっている。
摘発されれば青少年保護法により是正命令と課徴金、懲役、罰金などが科され、警察に告発、捜査の要請をする。ルームカフェ事業主が「青少年出入り・雇用制限内容」を表示しなかった場合、自治区では是正を命じ、これに応じなかった場合には500万ウォン(1ウォン=約0.1円)以下の過料となる。
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