2024 年 12月 21日 (土)
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ファッション業界の新規採用「競争率170~200倍」も

コーロンFnCの公開採用リクルーティングデーのコモングラウンド全景(コーロンFnC)(c)MONEYTODAY

韓国のファッション業界で好況が続き、関連会社が新規採用に力を入れている。市場環境が急速に変化しているため、新たなアイデアを創出できる若い社員を求めるという戦略だ。

韓国繊維大手「コーロンインダストリー(KOLON Industries)」のアパレル部門「コーロンFnC」は2023年の新入社員について、今年初めて独自の公開採用を進めている。計19の職務に分けて、今月10、11両日に、書類選考と適正検査を通過した応募者約180人を対象に1次面接を終えた。今月末の最終面接を経て、来年1月2日付でコーロンFnCに入社することになる。

書類選考の応募約5000人の中から最終合格者数は25~30人であり、競争率は約170~200倍だ。応募者の中には、自らデザインしたファッションブランドを立ち上げたり、ユーチューブやSNSなど、自身のアカウントを運営したりする応募者も多かった。

デジタルマーケティング面接官として採用に関わったコーロンモールの運営チーム長、コ・ナヒョン氏は「革ジャケット、ウォーカーブーツを身につけた応募者もいた」という。「SNSの場合、アカウントのチャンネル登録者数や購読者数よりもコンテンツを重要視した」と話している。

ライフスタイル企業グループ「イーランド(E-Land)」ワールドファッション事業部も現在、下半期に新入社員を公開採用している。今月7日までに書類を受け付け、職務適性検査▽1次面接▽インターン▽最終面接の順で進められる。

同社は2016年7月までファッション、流通、外食事業部門をすべて選ぶグループ公開採用を実施した。その後、各事業別の専門性が高度化したため、事業部別の採用に切り替えた。

今年は例年よりオンライン、財務、物流人材を増やしている。イーランド関係者は「これまでのファッション事業部は、すぐに業務に投入できる経験者を好んできた。しかし、最近は新たなやり方を提案できる若い世代を好むという雰囲気がある」との認識を示した。

韓国最大のオンラインファッションプラットフォーム「ムシンサ(MUSINSA)」も今年2~3月、MDや開発者らを初めて公開採用した。

(c)MONEYTODAY

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