2024 年 2月 27日 (火)
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ビル・ゲイツが惚れたK-スタートアップの優しい技術 インタビュー (上)

パイクワントのピ・ドヨン代表(c)MONEYTODAY

急成長を遂げるパイクワントのピ・ドヨン代表に話を聞いた。

――現代建設とどのような協業をしているのか
ピ・ドヨン代表 ソウル経済振興院(SBA)の大・中堅企業オープンイノベーションを通じてモノのインターネット(IoT)ベースの屋内外空気質測定装置である「エアクワント(Air Quant)」を建設現場空気質モニタリングのためのソリューションとして機能を拡張した。

同ソリューションの技術検証(PoC)を現代建設と進めており、現在納品契約を準備している。DH (THE H)のような高級マンションブランドの場合、地下駐車場が多く空気質モニタリングが重要なため、施工会社である現代建設側でエアクワントに対して非常に肯定的な反応を示している。

――どのような技術的特性があるのか
ピ・ドヨン代表 IoTとビッグデータを利用してリアルタイムで空気質を測定する。温度・湿度・照度測定や製造データ分析はもちろん、建設現場で発生しうるさまざまな有害ガスとPM2.5、総揮発性有機化合物(TVOC)を感知できるセンサーで構成された。モニターにつないで遠隔モニタリングも可能だ。

エアクワントを移動型機器に搭載すれば、人が直接空気質を測定しにくいさまざまな場所の環境をリアルタイムで把握することで、現場作業者の安全を確保し労災を予防できる。

――なぜこの技術が必要なのか
ピ・ドヨン代表 従来の計測器は人が直接持って行って1回1回検査をしなければならなかった。計測器自体も高くデータ通信ができない。有害要素を測定するために人が密閉空間に入るのは窒息事故の危険が大きく物理的な制約もある。冬場の建設現場で作業者たちの窒息事故が絶えないのは、コンクリート養生(硬化するまで適切な温度と湿度を維持すること)のためにストーブを点けることが主な原因と指摘される。

作業者が有害ガスと粉塵に晒される危険があるにもかかわらず、換気扇などにだけ依存する場合がほとんどだ。事故予防のために必ず有害ガス濃度を測定し、適正な空気状態であることを確認した上で作業しなければならない。

――他に期待効果があるとしたら
ピ・ドヨン代表 企業が順守しなければならない「産業安全保健基準に関する規則」に違反しないようにすることができる。建設現場用エアクワントを導入すれば、この規則第19条(警報用設備)、第273条(計測装置等の設置)、第614条(粉塵の有害性等の周知)、第619条(密閉空間作業プログラムの策定・施行)にそれぞれ規定されている業務の遂行を支援し、企業の負担を軽減できる。

(c)MONEYTODAY

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