2024 年 7月 27日 (土)
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ヌグvsジニーvsイクシ…通信3社の人工知能覇権競争 (下)

KTは2018年人工知能コンタクトセンター(AICC)導入以後、平均相談時間を3~4秒ほど短縮させることができた(写真=KT提供)©NEWSIS

◇KT、IPTVでスタート…韓国最大のコールセンターと融合

KTは2017年、AIサービス「ギガジニー(GIGA Genie)」をIPTVセットトップボックスに搭載して発表した。スピーカー機能だけを備えるよりKTが国内で先頭を走っているIPTVを利用するのが有利だと判断したのだ。これを通じて音声命令でテレビを制御することはもちろん、コンテンツ推薦までする。現在、ギガジニーの利用者は350万人余りに達する。

また、KTはセットトップボックスではなくスピーカーを利用して社会脆弱階層を相手にケアサービスも提供している。これは自治体との協業を通じて全国的に拡大する計画だ。ロボット・自動車・家電製品・キオスク・モバイルアプリなどにもギガジニーAIを搭載している。最近では仮想人間専門企業「ディープブレインAI(Deep Brain AI)」と手を組んで、AIヒューマン事業協力のための業務協約を締結したりもした。

LGユープラスが独自AIブランド「イクシー」を立ち上げた(写真=LGU+提供)©NEWSIS

◇遅ればせながら参戦LGU+

LGユープラスはこのほど、AIブランド「イクシー」を立ち上げた。これまでは独自のAIサービスを展開していなかった。そうするうちに、独自のAI技術力の内在化が必要だと判断し、約2年前から開発を推進した。

LGユープラスが提示したサービスは、AICCとIPTVコンテンツ推薦サービスだ。AICCの場合、ライバル会社との技術的な違いは大きくない。代わりに顧客から使いづらいと指摘された部分を解消することに焦点を合わせた。

一例として、相談中にカウンセラーが代わった場合、顧客が再び同じ質問をしなくてもいいように要請事項を伝達する方式だ。零細商工人のためのコールボットサービス「私の店のAI」も開発、来年2月にサービスを開始する。社長の代わりに売り場情報、自動予約など電話応対業務をAIが支援する。

コンテンツ推薦の場合、従来は世帯単位で提供してきたが、今後は個人プロフィールを設定して個人オーダーメード型に細分化して提供する。これは子供の国、ショッピング領域にまで拡大する計画だ。

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