韓国通信最大手のSKテレコムやKTに続き、LGユープラスが独自の人工知能(AI)サービスを開始し、本格的な競争構図が形成された。SKテレコムとKTはすでに5~6年前に独自ブランドを発表し、多様なサービスにAIを適用した状況だ。デジタル転換(DX)時代、AIを脱通信の核心技術と見て早くから手を伸ばしたのだ。LGユープラスは時期的にはかなり遅れているが、AIを使用した競争力向上の速度を速めている。
LGユープラスは25日、独自AIブランド「イクシー(ixi)」を発売した。これで通信3社ともに独自のAIサービスを提供することになった。
移動通信3社の中で真っ先に自主AIを公開したのはSKテレコムだ。同社は2016年、AI秘書を標榜した「ヌグ(NUGU)」を発売した。ヌグを適用したAIスピーカーは発売7カ月で10万台を売った。
今は単なるスピーカーを越え、SK系列会社の主要サービスに適用されている。電話プラットフォームT電話をはじめ、SKブロードバンドIPTVセットトップボックス、Tマップなど音声案内を提供する多様なサービスに適用されている。
また、単に情報だけを提供するだけでなく、ショッピング、相談などの領域に範囲を広げた。AIスピーカーで物を購入するのはもちろん、ケアサービスまで提供する。また「ヌグケアコール」を通じて新型コロナウイルス感染のワクチン自宅隔離者をモニタリングしたり、一人暮らしの高齢者に電話をかけて安否を確認したりする「見守りケアコール」サービスを始めた。
最近では「ヌグビズコール(NUGU bizcall)」で企業間取引(B2B)に本格的に進出した。これは提携会社が直接AIコールのシナリオを作ることができるというのが特徴だ。
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