2024 年 10月 15日 (火)
ホーム特集KW レポートテレグラムで「HIV診断書」取引

テレグラムで「HIV診断書」取引 [KWレポート 韓国“総”激怒の兵役不正 (7)]

2021年12月10日(現地時間)、射撃訓練に臨むロシア軍人(c)AFP/news1

ロシアも兵役逃れで苦境に立たされている。特に、昨年2月に始まったウクライナへの軍事侵攻が長期化し、動員令まで発効すると、問題はさらに深刻になる傾向を見せている。

ロシア兵役法によると、18~27歳のすべての男性は1年間服務しなければならない。毎年約25万人が徴兵対象であり、兵役忌避者は最高2年の懲役に処される。

しかし、彼らの多くは虚偽診断や賄賂などで入隊しなかったり、海外に逃避したりしているという。ロシア国防省によると、2015年にはロシア人男性の3人に1人が健康上の理由から免除され、これは増加傾向にあるという。

ウクライナへの侵攻が長期化するに伴い、プーチン大統領が昨年9月に30万人の予備軍動員令を下すと、兵役逃れ現象はさらに激しくなった。既に動員令を避けて海外に脱出したロシア人男性も30万人に達するという。

英紙ガーディアンは、動員令発表以後、グーグルとロシア検索サイト「ヤンデックス」に「腕を折る方法」「徴集を避ける方法」などの言葉の検索量が大きく増えたと報道した。

非営利オンラインメディア「レスト・オブ・ワールド」によると、最近ロシアの男性を対象にHIV(ヒト免疫不全ウイルス)や肝炎、てんかんなどの虚偽診断書が活発に取引されているという。

ロシア当局は動員令発表後、徴集を拒否した場合、最高で懲役10年の刑に処することができるよう法を改正したが、依然として毎日約1万人が海外に逃避しているという。

(つづく)

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular