韓国携帯通信大手SKテレコムはこのほど、「MWC(モバイルワールドコングレス)2023」が開かれたスペインバルセロナで記者懇談会を開き「AIをすべての所に(AI to Everywhere)」というビジョンを発表した。
同社は、保有しているAIサービス・技術を活用し▽顧客・技術▽時空間▽産業(AI転換)▽核心ビジネスモデル(Core BM)▽ESG(環境・社会的価値・支配構造)の5大領域を中心に革新を先導すると明らかにした。
SKテレコムが昨年5月、世界で初めて韓国語巨大言語モデルをB2C(企業-消費者間取引)分野で商用化した「A.(エイドット)」は発売9カ月で加入者100万を確保した。
ユ・ヨンサン(柳英相)社長は「A.」の定着をもとに「今後はサービス高度化やグローバル進出を図る」と明らかにした。特に高い水準の「知識対話」と、友人と対話するような「感性対話」、顧客が望むサービスをアプリ転換または検索なしで利用できる「目的対話」などを搭載し、差別化を図る。
また、「A.」で活用できるサービスは現在の30種余りから今後100種以上に拡大する。また、アバターキャラクターとしてペンス・ポロロ・ルピーなど人気キャラクターを取り入れるなど、今月サービス改編に乗り出す。ユ代表は「実質的なスーパーアプリへの進化が目標」と強調した。
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