2024 年 12月 9日 (月)
ホーム経済不動産ソウル明洞の活気は果たして蘇ったのか…価値ある場所「2300億ウォン」ホテル、競売取り消し

ソウル明洞の活気は果たして蘇ったのか…価値ある場所「2300億ウォン」ホテル、競売取り消し

ホテルスカイパーク明洞2号店とホテルスカイパークセントラル明洞店(c)news1

鑑定価格約2300億ウォン(1ウォン=約0.11円)のソウル市中区明洞(チュング・ミョンドン)ホテルの競売が、取りやめになった。明洞商圏が回復の兆しを見せており、競売申請者が、鑑定価格以上の価格で売却した可能性がある。

競売・公売データ専門企業である「ジジオークション」によると、ソウル市中区乙支路2街の明洞セントラルビルとワイズビルに対する競売が、申請者の取り下げで取り消しになった。

両ビルは「ホテルスカイパーク明洞2号店」と「ホテルスカイパークセントラル明洞店」という名前で知られる。

1次鑑定評価額は2292億6000万ウォンで、昨年11月の1次競売では入札が流れ、購入者を見つけることができなかった。20日には、鑑定価格より20%下がった1834億ウォンで再競売が実施される予定だったが、期日の2日前に取り下げた。

ホテルスカイパークの競売申請者は、NH投資証券が建てた特殊目的法人だ。2018年、KB資産運用がファンドを通じてこの建物を買収した当時、NH投資証券が特殊目的法人を通じて投資家を募集し、KB資産運用に請求額分を貸与した。

KB資産運用は昨年初め、満期を控えて売却を試みたが、新型コロナウイルス感染などでホテル需要が低迷したことで、売却は実現せず、結局NH投資証券が競売に乗り出した。裁判所の競売と不良債権(NPL)の買収者を探す2つの戦略を並行して推進していた。

最近、明洞商圏は外国人観光客が戻ってきて回復傾向がみられ、2次鑑定価格1834億ウォン以上での売却が実現したものと見られる。グローバル不動産コンサルティング会社のクシマン・アンド・ウェイクフィールドによると、昨年第4四半期基準の明洞の空室率は9.4%で、前年同期比で33.0%ポイント下がった。

(c)news1

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