ソウル市が3月29日まで、市内に約40カ所あるルームカフェなどを点検し、青少年の有害施設になっていないか調べる。昨年、ルームカフェを摘発した後も非行の温床になっているとの懸念が払拭できないためだ。
ルームカフェは本来、独立した空間でゲームや動画を楽しんだりご飯を食べたりするところだ。しかし、ソウル市が昨年、ルームカフェ41カ所を点検したところ、構造を変えて人目に触れにくく改造している店があることがわかった。4店が摘発され、このうち2カ所はベッドを置き、浴室まで設置していた。
昨年5月に改正された女性家族省の「青少年出入り禁止店決定告示」によると、ルームカフェは室内が外から見える構造でなければならない。窓ガラスは透明、カーテンやブラインドの設置は不可、鍵も取り付けてはならない。
ただ、透明の窓をハンガーに掛けた服で覆うなど逃げ道はいくらでもあり、特に無人ルームカフェでは防ぎようがない。また、自治区の関係者は「青少年が制服を着なければ成人と誤解する場合がある。取り締まりにも限界がある」と話した。
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