
ソウル市は2025年8月から地下鉄1〜8号線の始発運行時間を従来より30分早め、午前5時からの運行とする。市が21日、こうした方針を明らかにした。また、早朝時間帯に運行している「自動運転バス」も路線を拡大し、年内に計10路線体制にする。
この措置は、早朝移動が必要な市民の交通利便性を高め、また人手不足により通常のバス増便が困難な時間帯に対応するためのものとされている。
昨年11月から試験運行されている「A160番 自動運転バス」は、平日午前3時30分に道峰山広域乗換センターを出発し、永登浦駅までの約25.7kmを運行しており、6カ月で累計1万人を超える利用者を記録した。
下半期には、新たに3路線に自動運転バスが追加投入される。一方、自動運転バスが未導入の地域には、地下鉄始発時刻の前倒しによって対応する。現在、市内バスの始発は午前4時ごろだが、地下鉄は始発が遅く、乗り継ぎが不便だった。今回の措置により、バスと地下鉄の接続性が改善されると期待される。
ただ、夜間の保守作業時間を確保するため、終電時刻も30分繰り上げられる。
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