
エコシステムとは、新規な産業体系を構成しつつある分野において、企業間の連携全体を指す経済用語だ。
ランキングによると、1位は米シリコンバレーで、ランキング開始以来13年連続。ニューヨークとロンドンが2位タイで▽4位ロサンゼルス▽5位テルアビブ▽6位ボストン▽7位北京▽8位シンガポール▽9位上海▽10位シアトル――が続いた。
スタートアップゲノムが都市評価に使う指標は▽パフォーマンス▽投資▽市場アクセシビリティ▽連結性▽知識▽才能・経験――の6つだ。ソウルは今年「投資」と「知識」で各8点、「パフォーマンス」と「連結性」「才能・経験」で各7点だったが、現地市場規模や市場主導企業数、市場品質などで評価される市場接近性は1点だった。
一方、シンガポールは都市の規模が小さいため市場規模は1点だったが、市場品質で10点満点を記録した。
ソウルの創業エコシステム活性化のためには内需を成長させ、知識財産を積極的に事業化できるよう奨励しなければならないようだ。
スタートアップゲノムは、ソウルの強みとして、AI・ビッグデータやバイオ・ヘルスケア(生活科学)、製造・ロボティクスの分野を挙げた。教育を受けた人材が多いことや革新的な科学・技術クラスター、東アジア市場への接近性もメリットとみている。
スタートアップゲノムは「韓国にはサムスンとLGのようなビッグテック企業があり、スタートアップのエコシステムを活発に発展させている」と評価している。
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