2025 年 11月 10日 (月)
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ソウル・新興市場がMZ世代の新スポットに…コカ・コーラとコラボ、「赤く」生まれ変わる

ソウル市龍山区にある新興市場(c)news1

ソウル市龍山区の解放村にある「新興市場」が、MZ世代(1980年代~2000年代初旬の生まれ)に人気の「ヒップな」スポットとして注目を集めている。かつての再開発から取り残されたような古びた市場が、世界的飲料ブランド・コカ・コーラとのコラボレーションにより赤く染まり、若者文化の拠点へと変貌している。

1953年に開場した新興市場は、近年、古き良き市場の雰囲気と、個性的な飲食店、多国籍な文化が交錯するエリアとして注目されていた。しかし、アクセスの不便さや宣伝不足から平日の訪問者数は限られていた。そうした状況を一変させたのが、コカ・コーラによる「コーク&ミール(Coke & Meal)」キャンペーンである。

今回のキャンペーンでは、市場内にある19の飲食店のうち16店がコカ・コーラと協業。店舗の外観、メニュー表、インテリア小物まで、コカ・コーラの赤いブランドカラーと感性が施され、統一感あるビジュアルで訪問者の目を引いている。

例えば、タイ料理店「キンラオ」の看板にはタイ語で書かれた店名とコカ・コーラのロゴが共存。熟成肉専門店「フンユク」の看板にはハングルロゴの上にコカ・コーラのマークがあしらわれるなど、各店舗のコンセプトや国籍に合わせた多言語ロゴデザインが、訪れる人々に視覚的な楽しさも提供している。

10月の連休中に市場を訪れた32歳の会社員女性は「昔ながらの市場が、今では多国籍レストランやカフェが並ぶ異国情緒あふれる場所に変わった。コカ・コーラとコラボしたことで、より洗練されていてヒップな雰囲気が出ている」と話した。

新興市場商人会のホン・スンジン副会長は「各店舗の個性を引き立てるコカ・コーラの細やかなデザインが、訪問客に新しい楽しさを提供している」と述べ、「おいしい料理とコカ・コーラのペアリングを楽しむだけでなく、店舗や通りのあちこちにちりばめられたデザイン要素を探すのもまた面白い」とアピールした。

(c)news1

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