イノシシが突然、ソウル市道峰区の北漢山国立公園にある冒険遊び場に現れ、消防や区役所などが出動する騒ぎになった。
韓国の通信社NEWSISによると、16日午後5時55分ごろ、ソウル市道峰消防署が「イノシシが出没した」という通報を受けた。その後、道峰区庁が午後5時59分ごろ、CCTV(監視カメラ)を確認したところ、冒険遊び場にいるイノシシ2頭を発見した。
消防当局は車2台と人員12人を投入し、道峰区庁も野生生物管理協会などとともに現場に出動。午後7時30分ごろ、イノシシ2頭を捕獲枠に閉じ込め、射殺した。午後8時20分ごろには別のイノシシ2頭も捕獲した。人命や財産の被害はなかったという。
イノシシが近付いた時は、落ち着いてイノシシの動きを見定めることが大切だ。近くの木など遮蔽物の後ろに移動し、それでも攻撃してくる兆しが見えたら、高いところに移動したり、カバンなどで体を保護したりすることが効果的だ。石を投げるなど、威嚇するような行為をしてはならない。
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