2025 年 4月 28日 (月)
ホーム経済流通ソウルの街のハングル看板「この感性、英語よりもクール」

ソウルの街のハングル看板「この感性、英語よりもクール」

ソウルの主要都心で見られるハングル看板(c)news1

韓国で独特の趣を誇るハングル看板が注目されている。ソウル市永登浦(ヨンドゥンポ)区の文来(ムルレ)創作村通りなどでは、ハングルの看板が注目を集める。店はハングルの「ヒップさ」とコミュニケーションの便利さは他の言語で替えられないと口をそろえた。

ハングルの日の9日、news1の取材陣が文来創作村など若い世代がよく訪れる通りの看板を調べた。10カ所のうち6~7カ所はハングル表記のない英語、日本語など外国語の看板だった。しかし、ハングルの看板も外国文字との併記を含め3カ所に1カ所程度あった。

60代の飲食店経営者は看板だけでなくメニューなどもハングルで作っている。「昔の姿をよく残しているのが文来の魅力。ハングルの看板を堅持している理由もそこにある。客の90%程度は20~30代の若い世代だ」。経営者はこう説明する。

友人と創作村へ来た若者は「ハングル看板と古いコンクリート建物を背景に路地の写真を撮りたかった。韓国語の美しさを生かした看板が多くなれば良い」と話している。

一部の店はハングルの子音だけを残した看板を作るなど工夫も目についた。

専門家はデザイン、文化的特性を考慮したハングル看板が維持されることを肯定的に評価している。ただ、トレンドとして定着するには、書体の開発などデザイン的要素の強化が必要とみている。

(c)news1

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