
韓国のファッションプラットフォーム大手ムシンサが主導する「ソウルの森プロジェクト」により、ソウル・聖水洞のソウルの森周辺が「Kファッションタウン」として再編されつつある。空洞化していた商圏の活性化と、新たなファッション生態系の構築への期待が高まっている。
同社は4月3日から、ソウルの森アトリエ通り一帯で「再び、ソウルの森」キャンペーンを開始した。その一環として、拠点施設「ムシンサスペース」でアーティストのコード・クンストによるポップアップカフェ「私的コーヒー作業室」を開催し、多くの来場者でにぎわった。
キャンペーンでは、来訪者がエリア内の店舗を巡る「チェックインイベント」などを通じて、街全体を体験できる仕組みを導入している。従来は飲食店中心だった地域に、ファッションやライフスタイルの要素を融合し、「再び訪れたくなる街」づくりを目指す。
現地にはセレクトショップ「フレイト」をはじめ、「ユルト」「ジェネラルアイディア」「ルックキャスト」など複数のブランドが出店している。また、スポーツブランドのプーマによるスニーカー専門店も新たにオープンした。
さらに今月中には、バッグや帽子の専門店、ランニング用品のセレクトショップなども順次開業する予定で、上半期中に約10店舗が入居する見通しだ。
ソウルの森アトリエ通りは、近隣の人気エリアと比べて人通りが少なく、滞在時間も短いという課題を抱えていた。ムシンサは空き店舗を一括で借り上げ、ブランドに再貸し出しする形で出店を促進し、商圏の再生を図っている。
同社は今回の取り組みを通じて、官民連携による新たな都市型商業モデルの確立を目指しており、ソウルの森が次世代のファッション拠点として定着するか注目される。
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