
ソウルのある新築大型マンションの敷地に、1個6000万ウォン(約600万円)とされる巨大な造景石が多数設置され、入居者の間で激しい論争を呼んでいる。
不動産関連コミュニティや職場匿名掲示板「ブラインド」には、「3000世帯を超える大規模新築マンションの敷地に巨石が設置されている」とし、「石ひとつ6000万ウォン、今後さらに20個以上が追加される予定で、総額18億ウォン(約2億円)で契約された」との匿名投稿が掲載された。
投稿者は「理解しがたい支出であり、これが入居者の財産権を侵害している」と主張している。
掲載された写真によると、人の背をゆうに越える高さの造景石が並び、石にはマンション名がハングルで彫られている。
この造景石は、すでに一部の既存の造園エリアを撤去した場所に設置が進められており、住民やネットユーザーからは「醜悪すぎる」「古墳マンションか?」「高級感とはかけ離れている」など非難の声が殺到した。
一方で、再開発組合側は「造景石を好む組合員もいる」として、設置に問題はないとの立場を示している。
これについて、不動産業界の関係者は「審美的な好みの違いを超え、意思決定の透明性に対する不信につながれば、住民間の対立が深まる可能性もある」と懸念を示している。
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