
韓国京畿道金浦市の室内スクリーンゴルフ練習場で、前の客が振ったクラブに頭を直撃され負傷した男性が、加害者や施設側の責任逃れに憤っている。
この事故は2025年3月に発生。被害者の男性は、ゴルフクラブのスイングが頭部に当たり、額の皮膚が約6センチ裂ける重傷を負った。男性は救急搬送され、縫合手術を受けた。
当初、ゴルフ場側は「保険で処理するから治療を受けてほしい」と説明した。しかし数週間後、態度を一変させ「保険会社が映像を確認した結果、補償できないと言っている」と伝え、以降は「してあげられることはない」と責任を回避した。

加害者に治療費として80万ウォン(約8万4640円)を請求したところ、相手は「ゴルフ場の責任だから30万ウォン(約3万1740円)しか払えない」と回答したという。男性は加害者を過失傷害で告訴したが、警察は「証拠不十分」として不起訴処分を下した。
男性は「機械の画面下には『座って操作してください』と注意書きがあったが字が小さく見えにくかった。立ったまま操作していて事故が起きたのに、ゴルフ場は自分たちに責任がないと言い張っている」と悔しさを吐露した。
番組に出演したパク・ジフン弁護士は「座席間が近く事故の危険性は高かった。注意文も分かりやすく掲示すべきだった。施設管理者であるゴルフ場が責任を負うべきだろう」と指摘した。
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