韓国ネット大手ネイバーがサウジアラビアから1億ドル(約149億円)規模のデジタルプラットフォームの受注契約を獲得した。サウジが構想する大規模新都市構想にネイバーの人工知能(AI)技術が導入される予定だ。
契約によると、サウジの主要5都市でネイバーのデジタルプラットフォーム運営技術とノウハウが採用される。
ネイバーは3月、サウジ側とデジタル転換に多方面で協力することを骨子とする業務協定を結んだ。今回の契約はそれを具体化したものとみられる。
今回の契約の核心は「デジタルツインプラットフォーム」の構築だ。デジタルツインとは現実世界と同じ仮想のデジタル世界をコンピュータシステム上で表現する技術をいう。
例えば、地震のような自然災害が発生した際にどのような被害が予想されるかなどをデータで見ることができる。
サウジは約1兆ドル(約149兆円)をかけて「ネオムシティ」という新都市を建設しており、各国が受注競争にしのぎを削っている。
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