韓国の分譲マンションやアパート、団地のコミュニティー施設(共同利用施設)が進化している。ゴルフ練習場とサウナはすでに必須要素に位置づけられ、高級コミュニティー施設と入居者のライフスタイルに合わせたサービスを提供するなど業界の変化が激しくなっている。背景には新型コロナウイルス感染拡大に伴って入居者の行動半径が小さくなり、手近で楽しめる施設が求められていることがあるようだ。
コミュニティー施設はフィットネス、キッズカフェ、ゴルフ場、読書室などが基本だ。最近はラウンジとカフェテリア、ルーフトップ、映画館、プール、ショッピングモールなど多様な施設が入っている。
数年前まではコミュニティー施設は厄介者という側面があった。ジムと読書室、老人ホームなどの施設に限定されていたうえ、規模と装備も形だけで利用も少なく、「管理費を浪費する減らす施設」という評価が多かった。
だが、コロナ以降、それは変わった。
遠くに出ずに楽しめる文化・余暇活動に対する需要が増加したことで、団地内で趣味から仕事までさまざまな活動ができる施設が注目を集めた。コミュニティー施設が高級なイメージを醸成し、不動産価値の上昇にもつながっている。
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