2024 年 5月 19日 (日)
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キム部長、キム代理→「キムプロ」…セキュリティ業界に「職級破壊」ブーム

  現場ルポ  

(提供=ラオンセキュア)©NEWSIS

韓国の情報セキュリティ企業で働くキムさん(35)は、会社では「キムプロ(Pro)」と呼ばれている。彼は入社10年目の社員だが、代理、次長の代わりに「キムプロ」という呼称に慣れている。

「プロ」という呼称に慣れていない同僚はもういない。

顧客会社と外部ミーティングをする際も、プロと書かれた名刺を差し出す。時々、名刺を受け取った顧客会社の社員が呼称についてあれこれ聞く。その際には、呼称統合のために経験したメリットを一生懸命、説明する。

キム氏は来年の昇進対象だが、これまでと同様、「キムプロ」と呼ばれることを望んでいる。

◇部長、次長、課長、代理→「プロ」…セキュリティ業界「職級破壊」ブーム

職級破壊・呼称統合の風が情報セキュリティ業界に吹いている。年功序列より、個人の能力と成果を重視できるうえ、水平的な組織文化をつくり上げるのに必要だとの共通認識がある。

ITソリューション「ラオンセキュア(Raon Secure)」は2020年7月から、職員の呼称を「プロ」に一元化した。職級体系も単純化した。

社員、代理、課長、次長、部長の5段階に区分していたこれまでの職級を、社員、専任、責任、首席の4段階に減らした。さらに、職級は成果評価・昇進審査のための管理用としてのみ使い、社内での呼称はすべて「プロ」で統一している。

同じ年に、「セキュアイ(SECUI)」も親企業である「サムスンSDS」が職級を廃止して、社員呼称を「プロ」に統一したため、この制度をそのまま受け入れた。セキュアイ関係者は「一般職員はみな『プロ』とする。グループ長、チーム長、役員は『プロ』の代わりに職級と呼ぶ」と説明する。

また、情報セキュリティ「インカインターネット(INCA Internet)」も今年3月、社員から部長まですべての職員はプロに統合された。ただし、プロジェクトによっては、責任を明確にするため「リーダー」という職責を与えている。

クラウド仮想化企業「ティロン(TILON)」も部長以下のすべての職員の呼称を「プロ」に統一した。

呼称統合に対する会社員の考えはどうだろうか。

昨年、求人求職プラットフォーム「サラミン(Saramin)」が会社員1153人を対象に「職級の呼称簡素化制度」についてアンケート調査したところ、57.8%が「必要」と答えている。

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