韓国でキムジャン(キムチ作り)の季節が戻ってきて家電業界が本格的な「高価キムチ冷蔵庫」マーケティングに乗り出した。400万ウォン台を上回る高い製品だが、キムチ保管性能はもちろん「サブ冷蔵庫」(2番目の冷蔵庫)として活用できる多様なスマート機能を兼ね備えた。家電市場が萎縮し、キムチを直接漬けて食べる家庭が減り、減少したキムチ冷蔵庫の需要を牽引するためのプレミアムマーケティングだ。
主要家電メーカーはキムジャンシーズンを迎え、キムチ冷蔵庫のマーケティングに熱を上げている。一般的にキムチ冷蔵庫は100~200万ウォン台で価格が形成されているが、各社の今年の主力製品群の販売価格はこれを2倍以上上回る300~400万ウォン台だ。家電業界の最新トレンドである顧客オーダーメード型性能を備え、キムジャンシーズンでない時にも補助冷蔵庫として使用でき、既存顧客と新規顧客を同時に狙った。
サムスン電子はプレミアム家電ブランドである「ビスポーク」(消費者オーダーメード)を積極的に活用した製品を披露した。ビスポークキムチプラスはメタル(金属)を適用した洗練されたデザインと仕切り別クーリング、設定温度から±0.3度以内に維持する温度調節機能を備えている。キムチ保管・熟成モードの他にも肉類や魚、ワインなど計23種類の食材オーダーメード保管機能を搭載し、スマートシングスアプリを活用した遠隔管理が可能だ。価格は基準価格422万ウォンだ。
LG電子はスタンド・蓋式など形態と容量、ドア数に応じて多様なラインナップを備えている。「ディオスオブジェコレクションキムチ冷蔵庫」の新製品は計9種で、空間インテリア家電である「オブジェコレクション」のキムチラインナップを大幅に強化した。スタンド式7種と蓋式2種で、3段階冷気システムとキムチの味を生かす乳酸菌を増やす機能を備え、LGThinQアプリを通じて購入後も新しい機能を追加することができる。出荷価格は120万ウォン~417万5000ウォン(スタンド式)だ。
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