2024 年 12月 9日 (月)
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カギは「現地の好みに合わせた改良」 [KWレポート] 「還暦」の韓国ラーメン (10)

ソウルの大型マート売り場に陳列されたラーメン(c)news1

韓国国内では農心(ノンシム)が圧倒的だが、海外市場では特化商品を前面に押し出したライバル会社が躍進している。

2012年に発売した三養(サミャン)食品の「プルダックポックンミョン」は、発売当初「辛すぎてとても食べられない」という非難も受けたが、2016年に、あるユーチューブコンテンツの「辛い味チャレンジ」が世界的に人気を集め、販売量が急増した。

プルダックポックンミョンは累積販売量が43億個だが、このうち72%である31億個が輸出だ。中国、東南アジア、米国などで需要が多いというのが会社の説明だ。

八道(パルド)の「トシラク」は「ロシアの国民ラーメン」と呼ばれるほど現地で認知度が高い。

ロシア船員らを通じて現地で知られるようになったトシラクは、1997年に八道が現地事務所をオープンし、本格的な販売に乗り出した。

2000年代に入って、現地販売量が毎年2億個を超えるほど人気が高い。昨年はロシアでカップ麺市場における占有率が60%に迫り、年間売り上げは約3000億ウォンと、現地に進出した国内食品企業の中で最も多い。

八道関係者は次のように解説する。

「輸出初期から現地の消費者の好みに合わせて柔らかい味に改良した。1998年にロシアが財政難でモラトリアムを宣言した以後も現地にとどまり営業を続けた。現地の人たちの信頼を得たのも、売り上げ成長の背景にある」

(おわり)

(c)MONEYTODAY

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