2024 年 5月 19日 (日)
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オタ活で稼ぐ…クリエーターとファンの同伴成長コマース (下)

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マープル(MARPPLE)コーポレーション パク・ヘユン代表

マープルコーポレーションのパク・ヘユン代表©MONEYTODAY

「製造と生産能力」――パク・ヘユン代表は「マープル(MARPPLE)」というブランドの競争力の源泉がここにある、と強調する。

「例えば、人が出前を頼んだ時、おいしくなければならない、ということです。そのためには生産能力がなければなりません。自ら製造しながら積み上げたノウハウが、マープルの強みです」

パク代表はこう解説する。

マープルコーポレーションは、韓国の注文製作(POD/Print On Demand)メーカーの中では最大規模の1200坪の製作センターを所有している。自動化したスマートファクトリーを構築し、リードタイム(注文から納品までの所要時間)の短縮と、人材コスト削減、個人からの注文生産に適したソリューションで生産効率を高めた。

パク代表が掲げる目標は、クリエイターエコノミーシステムの拡大に寄与する、ということだ。

今年2月に発売したソリューション「オムニュウム(OMNUM)」は、クリエイターがNFTに進出するのを支援するものだ。オムニュウムで製作したNFTは「オープンシー」(OpenSea)などのNFTマーケットプレースで取引できる。

「クリエーターが自分でNFTを発行しようとすると、ブロックチェーンやコーディング技術が必要で、開発者を雇ったりするのにさらに多くの費用がかかります。セキュリティー上の問題もあります。オムニュウムは、簡単にクリックするだけでNFTを発行できるサービスです」

パク代表はこう紹介した。

マープルショップで、クリエーターが実物商品を販売できるよう、ワンストップPODシステムを構築。加えて、オムニュウムを通じて暗号資産(仮想通貨)にまで至る知識財産権(IP)ビジネスソリューションを提供するという計画も持っている。

MARPPLEのHPより©KOREA WAVE

◇クリエーター自身をブランドに

YouTubeなど既存のプラットフォームでは、クリエーターの成長に限界がある。プラットフォーム運営会社だけが大きな収益を得る構造――パク代表の認識だ。これを革新しなければ、クリエーターエコノミーシステムにも限界がある、とみる。

「クリエーターがコンテンツをプラットフォームに提供した時、プラットフォームがいくら稼ぎ、いくら自分に戻ってくるのかが明確ではありません。10ウォンでも売れない絵がある一方、1億ウォンでも売れる絵があるように、クリエーターとファンダムによって収益が変わらなければなりません」

パク代表は、今後はクリエーター自身がブランドになり、個人の好みを中心とした消費文化が発展する、とみる。クリエーターエコノミーは、以前のように主要なプラットフォームや、特定の意思決定者が管理していた方式から抜け出さなければならない――と主張する。

マープルコーポレーションが新規事業モデルとして準備中の「ウェブ3.0基盤コマース」は、プラットフォーム中心の収益構造から脱却し、クリエーターとファンがともに成長することに焦点を合わせている。

「ファンがクリエーターと関連したファンアートやミームを作り、クリエーターをさらに成長させたいです。こうしたコンテンツの提供を受けて商品を作り、ファンも収益を得られるようにしなくてはなりません」

マープルショップはこのような構造のウェブ3.0コマースに進化させる――パク代表がこんな方向性を描く。

©MONEYTODAY

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