韓国統計庁によると、今年第3四半期(7~9月)の単身世帯の消費支出が月平均158万8645ウォン(約16万6000円)となり、前年同期比で10.2%増加した。
新型コロナウイルス感染のエンデミック(一定期間で繰り返される流行)転換に伴う外部での活動増加や物価高により、これまでに比べ支出が増えた。外食と娯楽・文化、衣類・靴への支出が急増する一方、食料品や家庭用品など「巣ごもり消費」が減っている。
このうち飲食・宿泊が30万965ウォン(食事28万3029ウォン、宿泊1万7936ウォン)と、消費支出全体の18.9%を占めた。前年比の増加率でみれば宿泊費(135.4%)、食事費(21.7%)となっている。
単身世帯の消費支出のうち、食事費の割合は第1四半期15.4%、第2四半期17.2%、第3四半期17.8%に拡大している。
半面、これまで「巣ごもり」により増加していた食料品と家庭用品の消費は減少に転じた。
1年前より食料品・非酒類飲料は2.9%、家庭用品・家事サービスは7.7%それぞれ減少。特に室内装飾(-39.8%)と家具・照明、装飾サービス(-31.4%)、家電および家庭用機器(-29.9%)など減少幅が大きかった。
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