2024 年 12月 22日 (日)
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エネルギーを食べる“カバ”…ソウル大、10年連続で使用量最多

ソウル大の正門©news1

ソウル市内の大学、病院、百貨店など大型建物のエネルギー消費が前年比で増えたことがわかった。特に、ソウル大は10年連続でソウル地域のエネルギー使用量1位を記録しており、省エネへの取り組みが求められている。

ソウル市は22日、市内にある「エネルギー多消費建物」(マンションを除く)について、2021年のエネルギー使用量順位を公開した。エネルギー多消費建物は年間エネルギー使用量が2000toe(石油換算トン)以上の建物で、昨年はソウルに316カ所(アパート152カ所を除く)があり、市全体建物のエネルギー使用量の25.8%を消費している。

市によると、エネルギー多消費建物の316カ所のうち、約3分の2に当たる197カ所が前年比でエネルギー使用量が増加した。計9万393toeが増加し、増加量が多い上位10カ所は、汝矣島(ヨイド)パークワンタワーやKT木洞IDC2センター、ソウル大などだった。特に2017~20年に市のエネルギー総使用量は11.8%減った半面、エネルギー多消費建物の平均エネルギー使用量は7.6%増えた。

一方、前年比エネルギー使用量を減らした建物は106棟だった。総節減量は1万9924toeだった。設備を移転したKB国民銀行汝矣島電算センターと、空室率が増加したザ・ケイツインタワー(The Twin Towers K)は外部要因によって消費量が減少した。ロッテ情報通信とLGサイエンスパークなどは、効率の高い冷暖房設備への転換や再生エネルギー使用などのエネルギー効率改善によるものであることがわかった。

昨年、市のエネルギー多消費建物の中でエネルギーを最も多く使った施設はソウル大だった。続いてLGサイエンスパーク(EAST)、KT木洞IDC1・2センター、LG加山(カサン)IDCの順で消費量が多かった。ソウル大は2012年以降、10年連続でソウル地域でエネルギー使用が最も多い施設となった。

(c)MONEYTODAY

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