韓国でインフルエンザの流行が過去最高となっている。これに加え、落ち着いていた新型コロナウイルスの感染者数が先週から11週ぶりに増加傾向に転じた。
当局は感染拡大を防ぐ最上の防御メカニズムとして、ワクチン接種を挙げる。しかし、インフルエンザと新型コロナの両方ともワクチンの接種率は期待されていたよりはるかに低調だ。感染症専門家はウイルスが拡散しやすい冬季(11~1月)に入り、インフルエンザと新型コロナが同時に流行する「ツインデミック」が始まるのではないかと懸念している。
疾病管理庁によると、10月22~28日(43週目)の外来患者1000人当たりのインフルエンザ疑い患者数(擬似患者分率)は32.6人だった。これは流行の基準(6.5人)より5倍も高い数値だ。
特に、7~18歳の児童・青少年層は毎週記録的な増加傾向を見せている。
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