ゴールデンウィーク(GW、4月27日~5月6日)に韓国を訪れる日本人観光客が増える見通しだ。日本の観光業界は、GWの海外旅行需要が2019年の80~90%の水準に回復すると展望している。
関西空港では、ゴールデンウィークの国際線利用客数が68万2600人で、前年比1.6倍増えると予想されている。このうち韓国行きの出発客数は9万7400人で最も多く、中国が7万6300人、東南アジアが6万900人で続いた。
旅行会社JTBが発表したGWの海外旅行需要は52万人で、新型コロナウイルス禍以前(55万人)の90%の水準に回復するものと予想。こちらも最も多い海外旅行先は韓国(20.8%)だった。
団体旅行でも多くの日本人観光客が韓国を訪れる見通し。花巻―清州(チョンジュ)路線のチャーター便で175人、福岡―済州(チェジュ)もチャーター便で180人の日本人観光客が韓国を訪れる。JTBが発売したチャータークルーズ(長崎―済州―神戸)では最大3000人が済州を訪れる。
韓国観光公社は旅行会社HISと共同で4~6月に関西地域対象の集客キャンペーンを展開。これでGW直前の1500人を含め、計1万5000人を集客する。
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