2025 年 4月 25日 (金)
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またも空軍機から落下物、住民に不安広がる…韓国・江原道、訓練中の落下事故

韓国空軍が提供したKA-1空中統制攻撃機(c)news1

韓国江原道で18日午後7時54分ごろ、空軍原州基地所属のKA-1空中統制攻撃機が平昌上空で夜間の模擬射撃訓練を実施していた際、武装機材の一部である機関砲ポッド(GunPod)2個と、空の外部燃料タンク2個が誤って地上に投下された。現場周辺では民家への直接的な被害はなかったとされるが、住民の間では「またか」という不安の声が高まっている。

空軍は19日午前6時から、ヘリコプター(HH-60)1機と約270人の兵力を動員して現地の捜索を開始した。週末の早朝に多くの軍人が村に押し寄せたことにより、事情を知らない住民が驚く一幕もあった。

この地域では過去にも空軍による事故が発生している。2022年12月26日には、江原道橫城郡の農地に、空軍第8戦闘飛行団所属のKA-1攻撃機が墜落した。当時、操縦士2人は自力で脱出し民家被害もなかったが、機体が墜落した農地の土壌は黒く焼け焦げ、地域住民に不安を与えた。周辺には人の往来が多い橋や民家、企業、学校、村会館が密集しており、大事故になりかねない状況だった。

今回の事故を受けて空軍は、参謀次長を委員長とする事故調査委員会を立ち上げ、事故原因の究明に着手した。

(c)news1

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