韓国でパク・チョンヒ（朴正煕）大統領の射殺（1979年10月）以後、長期独裁政治に対する不満が噴出し、民主化を要求する学生デモが全国に拡大した。「粛軍クーデター」で権力を掌握していたチョン・ドゥファン（全斗煥）軍事政権が1980年5月17日、戒厳令を全国に拡大し、のちに大統領となるキム・デジュン（金大中）氏ら有力政治家を一斉逮捕した。これに反発した学生らが翌18日、光州で大規模デモを展開して戒厳軍との衝突した。公式には死者161人、行方不明者78人だが、より多くの犠牲者が出たとの主張もある。
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