2025 年 11月 10日 (月)
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「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」人気が後押し…「K-教育観光」が新トレンドに

カバーダンス体験に参加するオーストラリア・バークヒル高校の生徒ら=韓国観光公社提供(c)news1

人気アニメ「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」の世界的なヒットにより、Z世代(1990年代半ばから2010年代前半の生まれ)や学生の間でKカルチャーへの関心が一段と高まるなか、韓国観光公社が推進する「K-教育観光」が新たな韓流トレンドとして注目されている。

韓国観光公社によると、同公社は海外修学旅行市場を対象に、韓国型教育旅行商品の開発とマーケティングを本格化。「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」に登場するロケ地や観光名所を訪ねながら、韓国伝統文化体験を組み合わせた教育観光プログラムを展開している。

その一環として、韓国観光公社シドニー支社の招きで来韓したオーストラリアのバークヒル高校(Berkham Hill High School)の生徒約40人が、9月28日から10月10日までの12泊13日間、Kカルチャー体験ツアーに参加した。生徒たちは同アニメのOST(主題歌)に合わせてカバーダンスを学び、作品に登場する名所を巡った。

さらに観光公社は、従来の修学旅行を超えて科学・技術・工学・数学(STEM)教育とKカルチャーを組み合わせた新しい教育観光モデルを開発中だ。最近ではオーストラリアの教育旅行機関関係者が観光公社の招きでソウルや大田(テジョン)などの主要STEM施設を視察した。

オーストラリア学生教育旅行機構のミシェル・トライ担当者は「STEM分野の実地教育効果と、学生たちのKカルチャー体験ニーズを同時に満たせる理想的な修学旅行モデルになる」と期待を示した。

一方、欧州への渡航が制限されているロシアでは、修学旅行や短期留学の代替地として韓国への関心が高まっている。韓国観光公社は現地の留学エージェントや教育旅行会社と協力し、韓国の大学短期語学研修や英語キャンプなどをテーマとした誘致活動を展開中だ。

韓国観光公社グミ・大洋州チームのペク・ジヘ課長は「2024年には約7000人の学生を教育旅行で誘致し、2025年はその数が1万人を超える見通し。今後も教育専門旅行会社ワールドストライド(Worldstrides)やエクスチェンジ・ミー(Exchange Me)などと連携し、K-教育観光の国際的拡大を図っていく」と語った。

(c)news1

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