2024 年 12月 5日 (木)
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「K-POPの季節が来る」…下落から反転のエンタメ株、時価総額数千億ウォン

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BTSのグループ活動中断の余波で下降傾向にいたエンタメ株が、BLACKPINKなどK-POP代表歌手たちの復帰で伸びている。YGエンターテインメントなど主要4社の時価総額は、3日間で数千億ウォン増加した。証券業界では、プラットフォーム拡大でファンの底辺が広くなり、実績が上昇するとの展望が語られている。

HYBEの時価総額は、1日に5兆7890億ウォンだったのが6日には6兆1820億ウォンと、3930億ウォン増加。先月、BTSのグループ活動中断のニュースが伝えられた後、5兆ウォン台まで落ち込んだが、7月に入って回復傾向を見せている。

実績に比べて株価が過度に落ちたという「低評価」が投資心理に好材料として作用している。BTSではメンバーのJ—HOPEがソロアルバムを発売し、他のメンバーの活動も順次予定されている。SEVENTEENやTXT(TOMORROW X TOGETHER)など他の所属アーティストもワールドツアーを進める。

HYBEが保有しているグローバル1位のエンタメプラットフォーム「Weverse」を通じて、ファン1人当たりが創出する収益がライバル会社より高いという点も、成長への期待感をもたらしている。BTSメンバーの個別活動による追加の収益が期待できるからだ。

YGエンターテインメントの株価は、8月のBLACKPINKカムバックを控え、6日だけで6.3%上昇した。直近の取引3日間で12.3%上昇し、時価総額も100億ウォンほど増えた。系列会社YGPLUSは同日だけで16.23%急騰した。

JYPも今週8%以上上昇した。ガールズグループTWICE所属の歌手ナヨンが発売したアルバムが、米ビルボード200チャート7位に上がり、投資心理が集中した。これは該当チャートでK-POPソロ歌手が記録した歴代最高順位だ。SMも4%ほど上昇した。

先月、不振だったエンターテインメント株が一斉に上昇傾向を示したのは、市場活性化を導く主要アーティストたちが復帰したうえ、最近数年間続いたプラットフォーム拡大で全般的な体力が改善されたためだ。

YouTubeとSNSにより、韓国国内だけでなく、海外からもファンが流入し、アルバム販売量が飛躍的に増加した。未来アセット証券によると、2019年にはエンタ4社の総アルバム販売量は2000万枚に及ばなかったが、今年は4500万枚と予想された。

総アルバムの販売量が増え、少数アーティストの偏重が解消される点も株価を鼓舞している。ファンの底辺が全般的に拡大していることを意味するからだ。2019年にアルバム販売量1位だったBTSの割合は24.8%に達したが、昨年1位だったSM所属のNCTは18.9%に止まった。

ファンダムも規模が広がり、既に発売されたアルバムも販売量が増えている。こうしたアルバムには既に経費が反映されているため、新しいアルバムより利益率が高い。

未来アセット証券のソン・ボムヨン研究員は「海外市場進出が加速化した2018年以降、既存のアルバムの販売量が増加傾向を見せている」と説明している。

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