
アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開かれた韓国・慶州で、外国人観光客の間で「Kデザート」人気が高まっている。
10月31日、快晴かつ気温19度の穏やかな陽気の中、慶州の人気観光地「皇理団ギル」には国内外から観光客が訪れ、にぎわいを見せた。
特に目立ったのは、外国人観光客が手にしていた「慶州10ウォンパン」「ファンナム・チョンドゥギ」「ゴボウキムパプ」といった韓国のご当地スナックだ。
ファンナム・チョンドゥギの店の前では、外国人女性が製造過程をスマートフォンで撮影。商品を受け取ると笑顔で記念撮影をする姿も見られた。
中華圏からの観光客は「皆がこのパンを持っていたので私も買ってみた。チーズがびよーんと伸びて面白い」と語った。
また、Netflixアニメ「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」の影響で、「ゴボウキムパプ」も外国人観光客に人気の軽食となっている。
ベンチに座ってゴボウキムパプを頬張りながら「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」を視聴する外国人女性の姿も見られた。
アニメ人気により、韓国の伝統帽子「カッ」にも関心が集まり、現地の商店スタッフたちは黒いカッをかぶってチラシを配布していた。
ある店員は「外国人たちはカッをとても不思議そうに見ていて、一緒に写真を撮ってほしいとよく頼まれる」と話した。
APEC開催期間中には、交通規制の影響で観光客の数は減少した。慶州市が提供した観光ビッグデータによると、皇理団ギルの訪問者は9万191人で、前年同期の12万3408人に比べて26.9%減少した。
慶州市の関係者は「首脳会議による交通規制で混雑が起こり、訪問客の足が遠のいた可能性がある」と述べた。
(c)news1

