2024 年 7月 24日 (水)
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「Eコマース・クリエイター」育成で次の壁を突破

Startup Story ~~ 成功のカギ

ティモン チャン・ユンソク代表

ティモンのチャン・ユンソク代表(同社提供)©news1

韓国の電子商取引(Eコマース)企業「ティモン(TMON)」は「コマース・クリエイター」の育成に拍車をかけている。販売者が単に「物を販売する行為」という次元を超えて、消費者の興味を引くコンテンツサービスを提供する時こそ、このコマース競争で差別化を図ることができる――という判断からだ。

映像コンテンツには、商品の企画段階から広報・販売までのプロセスが盛り込まれ、信頼度を高めた。製品はティモンで販売できるようにし、好循環構造を構築するという目標だ。

◇「コンテンツサービス」の差別化

関連業界によると、ティモンは昨年10月、国内電子商取引業界では初めて、TikTokと戦略的提携(MOU)を交わし、コマースクリエイターの育成に本格的に乗り出した。

コマースクリエーターは、映像の企画段階から商品販売を念頭に置き、コンテンツを制作する。最近、ティモンが購読者60万人にのぼるYouTuber「精肉王」と連携して公開した映像が、コマースクリエイターの育成の趣旨をそのまま反映している。

ティモンは「精肉王」のYouTubeチャンネルで公開した「消費者が本当に望む韓牛ロースを購入する方法」という映像で、肉加工場の担当者と商品を企画する段階から紹介した。

精肉王は「ロースで不必要な部位はすべてなくしてほしい」と製品を企画し、価格を決めるプロセスをすべて公開した。

企画商品はティモンによって独占販売された。「ティモンライブ」放送テレビオンに精肉王が直接出演し、商品企画ストーリーと部位別の特徴、おいしい肉の焼き方まで、消費者とコミュニケーションを図った。

実際、初日に準備した数量は、すべて売り切れとなり、売上は1億ウォンを突破した。クリエイターが提供する情報を通じた信頼度や厚いファン層が販売成功につながった例だ。

ティモンの変化は、チャン・ユンソク代表が明らかにした電子商取引の生存戦略の一つだ。チャン代表は新型コロナウイルス感染拡大後、オンラインマーケットの地位が急激に高まり、オフラインを圧倒している現在の激変を「電子商取引3.0」と定義した。3.0時代を生き延びるためには、消費者・販売者・自治体・プラットフォーム・コンテンツクリエイターまで協力する関係型コマースとして生まれ変わらなければならないというビジョンを提示した。

精肉王withティモン(ティモン提供)©news1

◇専門クリエイター育成

最近、YouTubeやTikTokなどの映像フラットフォームが大衆化し、コンテンツクリエイターという職業も急浮上している。映像の前や中間広告で収入を創出する既存のクリエイター活動に続き、商品を直接、広報する方法の収益モデルも発展した。

特に、コンテンツにふさわしくない商品広報や、協賛している商品をまるで直接購入したかのように見せかける「裏広告」のような指摘も避けられるという長所がある。

ティモンはYouTubeコンテンツのほか、昨年12月に中小企業流通センターと協力してTikTokの有名クリエイターとライブ放送を展開した。同11月にはオリジナルコンテンツ「広告天才シンドローム」を制作し、コマースのクリエイターを務めた。

「広告天才シンドローム」は、タレントのコメディアンのチョン・ジュンハが広報を依頼した商品広告チラシを自ら描く内容を盛り込んだウェブバラエティだ。これ以外にも、KFC、ピザ・アルボロ(Pizza Alvolo)、ネネチキン(Nene Chicken)、バスキンロビンス(Baskin-Robbins)など6本のエピソードをYouTubeチャンネルで公開した。

ティモン関係者は「コマースクリエイターが活躍できる舞台が拡大している。TikTokで活動するクリエイターが、コマースと連携したコンテンツを制作できるよう支援し、専門のコマースクリエイターを育成するためのプログラムを準備していく」と述べた。

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