
ソウル・聖水洞が韓国を代表するファッションの新拠点として国際的に注目を集めている。世界的デザイナーや有名ブランドが次々とこの地を訪れ、「K-ファッションの聖地」としての存在感を強めている。
韓流人気グループ「BLACKPINK(ブラックピンク)」のジェニーや「Red Velvet(レッド・ベルベット)」など韓国セレブが愛用し、「バレエコア」トレンドを代表するブランド「Sandy Liang」も聖水洞に上陸する。10月17日から26日まで、無印良品の系列ではなく韓国大手ファッションEC企業「ムシンサ(MUSINSA)」が運営するオフラインセレクトショップ「ムシンサ・エンプティ聖水」で、Sandy Liang2025年秋冬(FW)コレクションのポップアップストアが開催される。
ニューヨークを拠点とするSandy Liangは、パーソンズ美術大学出身のデザイナー、Sandy Liangが2014年に立ち上げたブランド。リボンやフリルをあしらったロマンティックなディテールで人気を集め、K-POPアイドルを中心に韓国内でも高い知名度を持つ。
今回のポップアップは、幼少期の玩具から着想を得た「トイザらス」コンセプトで構成され、Sandy Liangならではのノスタルジックで夢想的な世界観を再現。最新コレクションをオフラインで体験できる国内唯一の機会となる。特に初日にはデザイナー本人が来韓し、現地のファンと交流する。
ムシンサ・エンプティ聖水は、グローバルブランドの新作やコラボ商品をいち早く公開する韓国唯一のプラットフォームとして定着しており、海外観光客の集客力も抜群だ。韓国観光公社のデータによると、2025年上半期に聖水洞を訪れた外国人は前年同期比44%増。9月時点で「ムシンサ・エンプティ聖水」の総取引額のうち外国人比率は58%に達している。
このため聖水洞は今や「グローバル・ファッション・ハブ」として脚光を浴び、アジア市場に進出するブランドの最優先候補地として注目されている。
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