2025 年 1月 17日 (金)
ホーム社会「80代」韓国・元軍人が消防署に届けた「手斧」…「手斧で人命救助の消防士に感銘」

「80代」韓国・元軍人が消防署に届けた「手斧」…「手斧で人命救助の消防士に感銘」

京畿道消防災害本部提供(c)MONEYTODAY

韓国の安山(アンサン)消防署(アンサン)に11月28日、手書きの手紙と古びた手斧が小包で届けられた。そこには勇敢な消防隊員への感謝が込められていた。

送り主は85歳の元軍人、ホ・ヒョンレさん。ホさんは陸軍で准士官として35年間勤務し、1996年に准尉で退役した。

手紙には、安山市で最近発生した商業ビル火災で、52人の命を守った消防隊員への感謝がつづられていた。ホさんは「火災現場で果敢に手斧を用いて窓を割り、人命救助に尽力したパク・ホンギュ消防士の行動に深く感銘を受けた」と記し、「必要な際にはぜひこの手斧を活用してほしい」と書いていた。

火災は11月17日未明、安山市の6階建て商業ビルで発生したもので、通報を受けた消防隊が現場で窓を破り、住民52人を救助した。迅速な対応により、死者は出なかった。

ホさんの贈り物と手紙に感謝し、京畿道(キョンギド)消防災害本部の関係者がホさんを訪問し、礼を述べた。また、贈られた手斧は今月開館する京畿道消防歴史資料館に展示される。

(c)MONEYTODAY

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