2024 年 12月 14日 (土)
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「10月の物価はピークに達するか」…期待インフレ、2カ月連続下落

22日、ソウル市内のある大型マートで買い物をする市民©MONEYTODAY

韓国で、今後1年間の物価上昇率の展望に該当する期待インフレ率が2カ月連続で下落した。国際原油価格の下落と基準金利引き上げなどで近い将来、物価の「ピークアウト(頂点通過)」が来るとする政府の予想と符合する。

韓国銀行が27日発表した「2022年9月消費者心理指数(CCSI)」統計(今月13~20日、2500世帯=回答2405世帯=対象)によると、今月の期待インフレは前月より0.1ポイント下がった4.2%だった。7月(4.7%)から2カ月連続の下落となる。この1年間の消費者物価上昇率に対する認識は前月と同じ5.1%だった。

こうした下落傾向は、最近の国際原油価格の下落と、政府による物価のピークに対する言及の影響とみられる。

国際原油価格は、ドバイ原油価格の月平均でロシアがウクライナに侵攻した2月から急激に高騰し、5カ月連続で1バレル=100ドル台を大幅に上回った。しかし、先月に入って90ドル台に落ちた。

これを受け、政府と通貨当局は10月を物価のピーク時期に挙げる。韓国銀行(中央銀行)のイ・チャンヨン(李昌鏞)総裁は前日、国会企画財政委員会全体会議に出席し、「現在、我々の考えでは(物価のピーク時期を)10月ごろと見ている。問題は予想より原油価格が早く下がる一方、為替レートが切り下げられたことで、その効果が相殺される」と明らかにした。

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