
韓国京畿道加平(カピョン)のあるペンションで、予約時の金額に加えて現金で追加料金を請求されたうえ、冷蔵庫が故障して食材が傷む被害に遭ったという体験談がオンラインに投稿され、憤りを呼んでいる。
投稿者によると、7人で訪れた宿泊施設の予約価格は69万9000ウォン(約7万4392円)。高額ではあるが「施設がきれいなのだろう」と期待していた。しかし到着後、これは2人基準の料金だと知らされ、1人あたり3万ウォン(約3192円)、計15万ウォン(約1万5960円)の追加料金を請求された。しかも支払いは口座振込のみで、カード決済は不可だった。
宿泊施設には2人用ベッド4台と1人用ベッド1台、合計9人が泊まれるベッドが備えられていたが、「基準人員は2人」と説明され、投稿者は「残りのベッドは飾りか」と不信感を募らせた。
さらに、部屋に設置されたテーブルに電気グリルが置かれていたが、これを使うには「テーブルごとに2万ウォン(約2128円)」と説明された。炭火バーベキューでもないのに追加料金を取られ、これもカード決済はできなかった。
結局、宿泊料と追加費用で計88万9000ウォン(約9万4560円)を支払った一行は、近隣のマートで約25万ウォン(約2万6600円)分の食材を購入し、冷蔵庫に保管。しかし数時間後、冷蔵庫から腐臭が漂い始めた。作動不良が原因で食材が傷んだのだ。
宿泊客が経営者に抗議すると「食材を入れすぎたのではないか」と言われ、問題を軽くあしらわれた。投稿者は「1泊で88万9000ウォンも払って傷んだ食材を食べ、宿主から“新しい物理法則”まで学んだ」と皮肉を述べ、「この金額なら東南アジアのプール付きヴィラに泊まれる。若者が海外に行くことを非難する前に、国内旅行地がまず“ぼったくり体質”を改めるべきだ」と批判した。
その後、冷蔵庫は食材を減らしても正常に作動せず、もともと故障していたことが判明。検査も怠っていたとみられる。
ネットユーザーからは「外食してホテルに泊まるほうがまし」「掃除保証金20万ウォン(約2万1280円)を要求する宿もあった。嫌でキャンセルした」「水泳場利用も追加料金、温水ならさらに追加」「部屋が複数あるのに基準人員2人は詐欺に近い」「ぼったくりもほどほどに」といった声が相次いだ。
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